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YouTubeのAI開示ルール:AIラベルが必要になるのはどんなとき

改変・合成コンテンツの開示ルールを判断表で整理しました。何を開示すべきか、不要なのは何か、設定方法、開示しないとどうなるかを解説します。

Tellsceneチーム

この記事の目次

いまやAIツールは、動画制作のほとんどの工程に入り込んでいます。そのため大切なのは、AIを使ったかどうかではなく、YouTubeが視聴者に知らせるよう求める形で使ったかどうかです。このルールは多くのクリエイターが恐れているよりも範囲が狭く、基準さえ分かれば守りやすいものです。

この記事では、YouTubeのヘルプページを判断の道具として読み解きます。例、ラベルを設定する手順、視聴者がラベルを目にする場所、省略した場合に起きることを扱います。内容は2026年10月11日時点のものです。センシティブな動画を公開する前には、公式ページを必ず読んでください。

基準:リアルに見え、意味のある形で改変・生成されたコンテンツ

YouTubeは、リアルに見えるコンテンツをAIで意味のある形で改変または生成した場合に開示するよう求めています。ヘルプページは、開示が必要なものを次のように挙げています。

  • 実在の人物がしていない発言や行動をしたように見せるコンテンツ
  • 実際の出来事や場所を撮影した映像を改変したもの
  • 実際には起きていない、リアルな場面
  • 動画の中心となる音楽

ポイントは「リアル」という言葉です。視聴者が見聞きするものを、実際に起きたこと、実際に言われたことだと受け取りうるかどうかを自問すると役立ちます。YouTubeが挙げる例には、AIが生成した音楽、実在する場所のAI生成による追加映像、誰かが実際にはしていないアドバイスをしたように見せるものがあります。

ラベルが必要なもの、不要なもの

YouTubeのヘルプにある例を、開示の要否で分けた表
状況開示が必要?理由
実在の人物が、実際にはしていないアドバイスをしているように見えるリアルな動画はい実在の人物がしていない発言をしたように見せるものです。
実在する場所の映像をAIで追加生成し、本物として見せるものはい実在する場所の映像を改変したものです。
AIで生成した、実際には起きていないリアルな場面はい実際には起きていないリアルな場面です。
AIで生成した音楽が動画の中心になっているものはいYouTubeは、動画の中心となる音楽を開示対象に挙げています。
幻想的な世界でユニコーンに乗る人いいえリアルなコンテンツではありません。
宇宙に浮かぶ人を見せるために使うグリーンスクリーンいいえリアルなコンテンツではありません。
美肌フィルター、色や照明の調整、字幕、アップスケーリングやシャープ化いいえ主に見た目を整える軽微な編集です。
アウトライン、台本、サムネイル、タイトル、インフォグラフィックの作成や、アイデア出しでのAI支援いいえYouTubeは、制作支援とアイデア出しを開示不要としています。
自分の声のクローンでナレーションや吹き替えを作ることいいえYouTubeは軽微な編集に挙げています。

YouTube Studioでラベルを設定する方法

  1. YouTube Studioを開き、アップロードを始める

    パソコンまたはモバイル端末でYouTube Studioを開き、案内に従って動画をアップロードします。

  2. 「AI use」の質問に答える

    「Attributes」セクションの「AI use」で、コンテンツが開示要件に当てはまるなら「はい」、そうでなければ「いいえ」を選びます。画面の表記はアカウントの言語によって異なる場合があります。

  3. ほかの動画の詳細を入力する

    タイトルや説明など、そのほかの項目はいつもどおり入力します。

  4. YouTubeがラベルを付けたら確認する

    YouTubeが動画に自動でラベルを付けると、Studioで通知されます。誤りだと思う場合は、多くの場合、Attributesのアンケートから開示内容を変更できます。YouTubeのAIツールで作られたコンテンツ、C2PAメタデータを含むコンテンツ、手動審査のあとに付けられたラベルは調整できません。

視聴者はどこでラベルを目にするか

  • 動画プレーヤー:写真のようにリアルなAIコンテンツには、プレーヤー上にラベルが表示されることがあります。
  • 展開した概要欄:リアルではない、またはアニメーションのAIコンテンツには、展開した概要欄にラベルが表示されることがあります。
  • YouTubeが付けるラベル:YouTube自身の生成AIツールで作られたコンテンツ、C2PAメタデータを含むコンテンツ、システムがAIによる生成・改変と検出したコンテンツに、YouTubeがラベルを付けることがあります。

リーチと収益について、YouTubeははっきり述べています。AIコンテンツを開示しても、動画の視聴者は制限されず、収益化の資格にも影響しません。

開示しないとどうなるか

継続して開示しないことを選ぶクリエイターは、手動でラベルを付けられたり、コンテンツの削除やYouTubeパートナープログラムの停止を含むペナルティを受けたりすることがあります。コミュニティガイドラインは、AIで生成・改変されたコンテンツを含むすべてのコンテンツに適用されます。

チャンネルで収益を得ている人にとって、非対称性ははっきりしています。ページによれば、開示は視聴者や収益化の資格に代償を伴いませんが、開示しない状態が続くと代償が生じることがあります。

公開前の60秒チェック

  • この動画の場面、顔、声のなかに、実際には起きていないことを本物だと受け取りかねないものはありますか?
  • 実在の人物、場所、出来事を、改変または生成した形で見せていますか?
  • AIで生成した音楽が動画の中心ですか?
  • この動画について、「AI use」の質問に意図を持って答えましたか?
  • 迷ったときは、公式ページを読んで、より開示する側の答えを選びましたか?

開示ルールはコンテンツポリシーとは別です

ラベルを付けたからといって収益化の資格が得られるわけではなく、ラベルが不要な動画でも別のルールに抵触することはあります。開示は、リアルなAIコンテンツについて視聴者に誠実であるためのものです。inauthentic contentポリシーが問うのは別のことで、動画が独創的で、互いにはっきり違うかどうかです。AIナレーションを使う場合、実践面はAIナレーションのガイドで、どの種類のツールをどこで使うかはYouTube自動化のガイドで扱っています。

よくある質問

AIナレーションにもラベルは必要ですか?

YouTubeは、自分の声のクローンでナレーションや吹き替えを作ることを開示不要としています。合成されたナレーターの声はページに明記されていないため、基準を当てはめてください。視聴者を誤解させうるリアルなコンテンツになっていないか、たとえば実在の人物がしていない発言をしたように見える声になっていないかを考えます。自分のケースは公式ページで確認してください。

AIが台本を書いた場合もラベルは必要ですか?

いいえ。YouTubeは、生成AIツールでアウトライン、台本、サムネイル、タイトル、インフォグラフィックを作成・改善することを、開示が不要な制作支援に挙げています。

AIラベルを付けると再生数が減ったり、収益化できなくなったりしますか?

YouTubeは、AIコンテンツを開示しても動画の視聴者は制限されず、収益化の資格にも影響しないと述べています。

公開後に回答を変更できますか?

YouTubeのシステムが誤った場合、多くはYouTube StudioのAttributesのアンケートからAI開示を変更できます。YouTubeのAIツールで作られたコンテンツ、C2PAメタデータを含むコンテンツ、手動審査のあとに付けられたラベルは調整できません。

アニメーションやマンガの動画にもラベルは必要ですか?

リアルではないコンテンツなら不要です。YouTubeは、幻想的な世界でユニコーンに乗る人や、完全なアニメーション動画の中でAIが作成したミサイルのアニメーションを使うことを、開示不要な例として挙げています。

出典

上記のルールと数字は、2026年10月11日に以下のページで確認しました。プラットフォームのルールは変わることがあるため、判断する前に公式ページをご確認ください。

一般的な情報であり、法律・税務・財務のアドバイスではありません。結果はチャンネルや視聴者によって異なり、再生数や収益を約束するものではありません。

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